春を抱いていた 冬の蝉 前世篇
―この蝉みたいに眠り続けていよう―それまで、この蝉のように眠り続けていればいい…―徳川の幕巨·秋月景一郎と長州藩士·草加十馬。二人は激動の時代に出会い、激しく引かれあう。しかし、時代は無情にも二人を引き裂いた。徳川と長州は敵と味方に別れ、戦争へとなだれ込んで行く。「こんな時代でなかったら、もっと一緒にいれたのに…」いつかきっと結ばれる時がくる、そう願ったものの、時代はあくまでそれを許さなかった。動乱の幕末維新を駆け抜ける、秋月と草加の熱情!「春抱き」の岩城と香藤の前世編。
